せっかくの食事中、愛犬の吠え声でイライラしていませんか?
「静かにして!」と言っても止まらない。
根負けして一口あげてしまい、後悔する。
そんな悪循環、今日で終わりにしましょう。
正しい手順を踏めば、愛犬は必ず静かに待てるようになります。
この記事では、食事中の吠えを解消する「5つのステップ」を解説します。
飼い主の食事中に犬が吠える理由とは?

なぜ食事の時間になると、愛犬は豹変するのでしょうか。
「意地悪で吠えている」わけではありません。
犬なりの切実な理由と、学習の結果なのです。
食べ物が欲しいおねだり行動
一番の理由はシンプル。
「いい匂いがする!私も食べたい!」という要求です。
人間の食事は、ドッグフードより香りが強く魅力的。
目の前で飼い主だけが食べていれば、興味を持つのは当然です。
この「要求吠え」は、犬の本能的なアピールです。
吠えたら貰えた成功体験
過去に一度でも、こんな経験はありませんか?
- うるさいから少しだけパンをあげた
- 食事中に床に落ちたものを食べさせた
- おばあちゃんがこっそりオヤツをあげた
犬は「吠える=食べ物がもらえる」と学習しました。
一度覚えると、「前はもらえたのに!」とさらに激しく吠えます。
これを「学習による強化」と呼び、非常に根深い問題です。
飼い主の食事中に吠える犬へのNG対応

良かれと思ってやっているその行動。
実は、火に油を注いでいるかもしれません。
吠えを悪化させる「やってはいけない対応」を確認しましょう。
吠えた時に食べ物を与える
絶対にNGなのが、吠えている最中にあげること。
これは「吠えて偉いね、ご褒美だよ」と言っているのと同じ。
その場は静かになっても、次の食事では倍の音量で吠えます。
要求に応えることは、問題行動への報酬です。
心を鬼にして、要求には一切応じない覚悟が必要です。
叱ったり反応したりする
「ダメ!」「静かに!」と声をかけていませんか?
犬にとって、飼い主の反応はそれだけで「ご褒美」になり得ます。
「吠えたらこっちを見てくれた!」と喜んでいる可能性も。
また、大声で叱ると「一緒に騒いでくれている」と勘違いします。
視線を合わせることも、犬には「注目」という報酬になります。
食事中に吠える犬を静かにさせる5つのステップ

では、どうすれば静かになるのでしょうか。
いきなり完璧を求めず、段階を踏むことが成功への近道です。
今日から実践できる5つのステップを紹介します。
①食事前に十分な運動をさせる
疲れは最高のアドバンテージです。
エネルギーが有り余っていると、興奮を抑えられません。
食事の前に散歩に行ったり、おもちゃで遊んだり。
適度に疲れさせて、まったりモードを作っておきましょう。
②ケージやマットで待機させる
物理的な距離をとるのが一番確実です。
食卓の足元ではなく、離れたケージやマットへ誘導します。
- 「ハウス」の指示でケージに入れる
- 食事中は扉を閉めるか、リードで係留する
- 犬から飼い主が見えないように布をかけるのも有効
最初は寂しがるかもしれませんが、これが「ルール」だと教えます。
③吠えても完全に無視する
ここが最大の難関です。
ハウスに入れても吠える場合、徹底的に無視してください。
目も合わせず、声もかけず、空気のように扱います。
一時的に吠えが激しくなることがありますが、これは「消去バースト」。
「あれ?いつもの手が通じないぞ?」と焦っている証拠です。
ここで反応したら負け。諦めるまで耐えましょう。
④静かにできたらご褒美を与える
一瞬でも静かになったら、すかさず褒めます。
人間の食事ではなく、犬用フードを一粒、ハウスに投げ入れます。
「静かにしていたら良いことが起きた」と学習させるのです。
タイミングが命。
吠え止んで3秒〜5秒静かにできたら与えてみてください。
⑤知育おもちゃで気をそらす
ただ待たせるのは、犬にとっても退屈です。
コングなどの知育玩具にフードを詰め、ハウスで与えておきましょう。
食べることに夢中になっていれば、飼い主の食事など気になりません。
「飼い主の食事中=美味しいおもちゃの時間」になればしめたもの。
犬にとっても楽しい時間に変えてあげましょう。
自宅で学べるしつけ講座
飼い主の食事中の吠え対策を成功させるコツ
テクニック以上に大切なのが、飼い主の心構えです。
成功率をグッと高めるためのポイントを整理しました。
| ポイント | 具体的なアクション |
|---|---|
| 一貫性 | 「今日は特別」を作らない |
| 家族の協力 | 誰か一人が甘やかさないよう会議する |
| 環境設定 | 人間の食べ物を絶対に盗み食いさせない |
特に重要なのは「家族全員のルール統一」です。
お父さんは厳しいけど、子供はこっそりあげる。
これでは犬が混乱し、いつまで経っても直りません。
「食事中は無視する」という鉄の掟を、家族全員で共有してください。
まとめ:飼い主の食事中に吠える問題は一貫した対応で解決できる
食事中の吠えは、飼い主の毅然とした態度で必ず改善します。
もう一度、大切なポイントを振り返りましょう。
- 要求吠えには一切反応しない(目も合わせない)
- 食事中はハウスや知育玩具を活用する
- 静かにできた瞬間を見逃さずに褒める
最初は吠え声に心が折れそうになるかもしれません。
でも、そこを乗り越えれば、静かで穏やかな食卓が待っています。
もし「うちの子は何をしてもダメだ…」と感じたら。
プロの知恵を借りて、根本から関係性を見直すのも一つの手です。
諦めずに、今日から一歩ずつ始めてみてくださいね。


