「顔にお湯をかけた瞬間、愛犬がパニックになる」
「暴れてしまって、どうしても顔だけ洗えない」
せっかくのシャンプーも、これでは飼い主さんが疲れてしまいますよね。
無理に洗おうと戦うのは、今日で終わりにしましょう。
実は、ちょっとした工夫で愛犬の抵抗は劇的に減らせます。
この記事では、顔を嫌がる心理と5つの解決策を紹介します。
愛犬との信頼関係を守りながら、清潔にする方法を持ち帰ってください。
犬がシャンプーで顔を嫌がる理由

なぜ、体は洗わせてくれるのに顔だけ嫌がるのでしょうか?
それには、犬ならではの切実な理由があります。
「嫌がらせ」ではなく「SOS」だと理解してあげましょう。
主な原因は以下の2つです。
水が目や耳に入る不快感
犬にとって顔周りは、五感が集中する急所です。
特に鼻に水が入ると、呼吸ができずパニックになります。
人間で言えば、プールで急に水を飲んだような苦しさです。
また、耳に水が入る「ゴロゴロ」という感覚も恐怖の対象。
この生理的な不快感が、全力の拒否につながっています。
過去の嫌な経験がトラウマに
以前、シャンプーが目に入って痛がったことはありませんか?
あるいは、熱いお湯を急にかけて驚かせたことは?
犬は「嫌な記憶」を驚くほど長く覚えています。
「顔を触られる=また痛いことをされる」
そう思い込んでいる場合、恐怖心の記憶を書き換える必要があります。
犬がシャンプーで顔を嫌がる時のNG対応

うまくいかない時、ついやってしまいがちな行動があります。
しかし、間違った対応は状況を悪化させるだけです。
愛犬との絆を壊さないために、以下の2つは避けましょう。
無理やり押さえつける
嫌がる犬を、力ずくで押さえつけていませんか?
これは一番やってはいけないNG行動です。
逃げ場のない恐怖は、犬を攻撃的にさせます。
飼い主さんの手を噛むようになる原因の多くはこれです。
力で解決しようとすると、必ず失敗します。
いきなり顔に水をかける
シャワーヘッドを、正面から顔に向けていませんか?
犬にとってそれは、攻撃されているのと同じです。
視界がふさがり、呼吸ができなくなる恐怖を与えます。
温度の確認不足で、熱湯や冷水をかけるのも厳禁。
まずは足元から、徐々に慣らすのが鉄則です。
シャンプーで顔を嫌がる犬への5つの簡単テクニック

では、どうすればスムーズに顔を洗えるのでしょうか?
プロのトリマーも使う、負担の少ない5つの方法を紹介します。
全部できなくても大丈夫、愛犬に合うものを試してください。
- 顔は最後に洗う
- 濡れタオルで拭き取る方法
- 少量のぬるま湯でゆっくり濡らす
- 目や耳を手で保護する
- ご褒美で良い印象をつける
①顔は最後に洗う
一番嫌がる顔は、工程の最後に回しましょう。
最初にパニックになると、その後の体洗いが全て地獄になります。
お尻や背中など、受け入れやすい場所からスタート。
「気持ちいいな」と思わせてから、サッと顔を洗います。
終わったら即座に流して終了、がベストです。
②濡れタオルで拭き取る方法
どうしてもシャワーがダメなら、無理に使う必要はありません。
お湯を含ませたスポンジやタオルを使いましょう。
優しく拭き取るだけでも、皮脂汚れは十分落ちます。
目元や口元は、濡らしたコットンでケアすればOK。
「水圧の恐怖」がないため、最も成功率が高い方法です。
③少量のぬるま湯でゆっくり濡らす
シャワーの「ジャー」という音を怖がる子もいます。
そんな時は、手桶にお湯を溜めて使いましょう。
手ですくって、少しずつ顔にかけていきます。
シャワーを使う場合も、ヘッドを肌に密着させれば音は消えます。
④目や耳を手で保護する
飼い主さんの手で、水が入らないようガードします。
耳の穴を親指で軽くふさぎ、目の上を手で覆いましょう。
顔を少し下に向かせると、鼻への水の侵入も防げます。
「守ってくれている」という安心感が、犬を落ち着かせます。
⑤ご褒美で良い印象をつける
シャンプー中、または終わった直後に最高のご褒美を。
「顔を洗うと、美味しいものがもらえる」と教えます。
お風呂場の壁にペースト状のおやつを塗るのもアリです。
不快感よりも「嬉しい!」が上回れば、犬は我慢してくれます。
自宅で学べるしつけ講座
顔周りを清潔に保つ日常ケア

シャンプーの本番だけで頑張ろうとしていませんか?
実は、普段の触れ合いが成功のカギを握っています。
リラックスしている時に、顔のマッサージをしてあげましょう。
慣れてきたら、乾いた布で目の周りを拭く練習を。
「顔を触られるのは気持ちいいこと」と刷り込むのです。
日頃の信頼関係があれば、シャンプーはもっと楽になります。
もし、普段から触ろうとすると噛み付いてくるなら、
それはシャンプー以前に、関係性の見直しが必要かもしれません。
正しいしつけを学び直すことで、全ての問題が解決することもあります。
まとめ:犬がシャンプーで顔を嫌がる問題は焦らず克服しよう

犬が顔を洗わせてくれないのは、わがままではありません。
恐怖や不快感を取り除けば、必ずできるようになります。
まずは、今回紹介した以下のポイントを試してみてください。
- 鼻や耳への水侵入を防ぐ
- 力ずくでのシャンプーは絶対にNG
- まずは「拭き取り」から慣らす
- ご褒美セットで楽しい記憶にする
焦らず、愛犬のペースに合わせて進めましょう。
それでも「噛まれそうで怖い」「どうしても暴れる」という場合は、
自己流の限界を感じているサインかもしれません。
そんな時は、プロのしつけプログラムを頼るのも賢い選択です。
正しい知識は、あなたと愛犬を必ず助けてくれます。
今日から、愛犬との快適な生活への一歩を踏み出しませんか?

