すやすや眠る愛犬の寝顔。
見ているだけで癒やされますよね。
でも突然、「ワンッ!」と大きな声で吠え出したら。
「えっ、何事!?」
と、心臓が止まるほど驚いてしまうものです。
「どこか痛いのかな…」
「もしかして病気?」
そんな不安が頭をよぎる飼い主さんも多いはず。
実はこれ、多くは犬の生理現象のひとつ。
人間でいう「寝言」のようなものです。
ただし、中には病気が隠れているケースもゼロではありません。
この記事では、愛犬が寝ながら吠える理由と、正しい見守り方を解説します。
理由がわかれば、きっと安心して見守れるようになりますよ。
犬が寝てる時に急に吠える原因とは?
静寂を破る突然の吠え声。
驚くのも無理はありません。
まずは、なぜそんなことが起きるのか。
そのメカニズムを紐解いていきましょう。
主な原因は、愛犬の「脳」の働きにあります。
夢を見ている可能性
犬も人間と同じように、夢を見ます。
今日あった出来事を、脳の中で整理しているのです。
「公園でボールを追いかけた!」
「あのご飯美味しかったなぁ」
そんな楽しい夢を見ているのかもしれません。
夢の中での行動が、そのまま声に出てしまっている状態です。
尻尾をパタパタ振っていたり、足をバタつかせて走る仕草をしたり。
これらはリラックスして熟睡している証拠。
微笑ましい光景として、そっと見守ってあげてください。
レム睡眠中の身体反応
犬の眠りは、人間よりもサイクルが短いです。
浅い眠り(レム睡眠)と、深い眠り(ノンレム睡眠)を頻繁に繰り返しています。
特に「レム睡眠」の時は、体は休んでいても脳は活発。
このタイミングで、筋肉がピクッと反応してしまうのです。
その反動で、意図せず声が出てしまうことがあります。
これは正常な脳の処理プロセスです。
特に子犬は脳の発達途中。
シニア犬は筋肉のコントロールが低下気味。
そのため、成犬よりもリアクションが大きくなりやすい傾向があります。
生理現象なので、過度な心配はいりません。
犬が寝てる時に吠える場合の注意すべき症状
基本的には「ただの寝言」で済みます。
しかし、油断は禁物です。
稀にですが、SOSのサインが隠れていることもあります。
「いつもと違うかも?」と感じたら、以下のポイントを確認してください。
頻度が急増した場合は要注意
以前は静かだったのに、ここ数日毎晩のように吠える。
そんな急激な変化は、少し気になります。
特に以下のような様子はありませんか?
- 「キャン!」という痛そうな悲鳴に近い声
- 寝ている時に呼吸が荒く苦しそう
- 手足が突っ張るような激しい痙攣
これらは、身体的な痛みや、てんかん発作の可能性があります。
もし発作が起きているなら、悠長にはしていられません。
様子がおかしい時は、スマホで動画を撮っておきましょう。
獣医師に見せる貴重な情報源になります。
高齢犬の認知症との関連
愛犬が高齢の場合、認知症(認知機能不全症候群)も疑われます。
人間と同じで、昼夜の感覚がわからなくなってしまうのです。
昼間はぐったり寝ているのに、夜になると不安で吠え続ける。
これは「夜鳴き」と呼ばれる症状かもしれません。
単発の「ワン!」ではなく、夜通し鳴き続けるようなら要注意。
飼い主さんの睡眠不足にも繋がるため、早めの対処が必要です。
寝てる時に急に吠える犬を起こさない方がいい理由
愛犬が苦しそうに唸っていたり、大声で吠えたり。
「大丈夫?怖い夢でも見たの?」
そう声をかけて、撫でてあげたくなりますよね。
その優しさは素敵ですが、無理に起こすのはNGです。
- 夢と現実の区別がつかずパニックになる
- 防衛本能で飼い主を噛んでしまう
- 睡眠を邪魔されストレスが溜まる
いわゆる「寝ぼけ」の状態です。
普段どんなに温厚な子でも、急に起こされれば驚きます。
反射的に「ガブッ!」と行ってしまう事故、実は多いんです。
飼い主さんが怪我をしては大変です。
また、犬にとっても睡眠は回復の大切な時間。
頻繁に起こされると、睡眠不足でイライラしやすくなります。
基本は「触らずに見守る」を徹底しましょう。
どうしても起こしたい時は、少し離れた場所から優しく名前を呼ぶ程度に。
直接体に触れるのは避けてくださいね。
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寝てる時に吠える犬への対処法と環境づくり
病気ではないけれど、声が大きくて困る。
あるいは、愛犬にもっと安眠してほしい。
そんな時は、寝室の環境を少し見直してみましょう。
質を上げることで、寝言が減ることもあります。
安心できる寝床を整える
犬は本能的に、狭くて薄暗い場所を好みます。
リビングの真ん中で無防備に寝かせていませんか?
外部の刺激をシャットアウトできる環境を作ってあげましょう。
| 環境 | 見直しポイント |
|---|---|
| 場所 | 部屋の隅や、屋根のあるクレート内にする |
| 音 | テレビやドアの開閉音が響かない場所へ |
| 光 | 夜はしっかり暗くしてメラトニンを促す |
「ここは絶対に安全だ」と心から思える場所。
それがあるだけで、犬の眠りは驚くほど深くなります。
日中の運動で深い睡眠を促す
「疲れてバタンキュー」は犬も同じです。
日中の運動量が足りないと、体力が余って眠りが浅くなります。
散歩の時間を5分だけ延ばしてみる。
いつものコースを逆回りにしてみる。
そんな小さな変化で脳に刺激を与えましょう。
適度な疲れは、良質なノンレム睡眠(深い眠り)を誘います。
また、日中のコミュニケーション不足はストレスの元。
ストレスが減れば、うなされるような寝言も減るかもしれません。
昼間たくさん遊んで、夜はぐっすり。
これが理想のサイクルですね。
まとめ:犬が寝てる時に急に吠えても慌てず見守ろう
愛犬が寝ている時に急に吠える現象。
その正体は、多くの場合「夢」や「生理現象」でした。
- 脳が情報を整理しているサイン
- 無理に起こすと噛まれる危険がある
- 普段と違う激しい様子なら受診を検討
- 寝床の環境を見直して安眠をサポート
「病気じゃないなら安心した!」
そう思っていただけたなら幸いです。
でも、もし日頃から愛犬の行動に「?」と思うことがあったり。
「この対応で本当に合ってるのかな…」と不安を感じていたりするなら。
自己流で悩み続けるのはもったいないかもしれません。
プロの知識を取り入れて、愛犬の「本当の気持ち」を理解してみませんか?
言葉が話せない愛犬だからこそ、飼い主さんが理解者になってあげましょう。
正しい知識は、あなたと愛犬の絆をより深くしてくれますよ。


