犬についているダニを見つけたらどうする?正しい対処法を学ぼう!

犬ダニを見つけたら慌てず即座に対処!正しい対処法を詳しく解説! 犬のケアと健康管理

愛犬の体にダニを見つけたら、どう対処すればよいのでしょうか?

「散歩から帰ってブラッシングしていたら、小さな黒い虫が皮膚に食いついていた」「初めて見るダニで、取り方が分からず困ってしまった」このような状況に直面した飼い主さんは多いものです。

間違った方法で無理に取ろうとすると、ダニの頭部が皮膚に残り、感染症のリスクが高まる可能性があります。

実は、犬についたダニは正しい手順で対処すれば、深刻な病気を予防できます。

この記事では、獣医師推奨の対処法に基づいて、ダニ発見時の具体的な処置から予防策まで、愛犬をダニ媒介病から守るために必要な知識をお伝えします。

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犬にダニを見つけたら慌てず状況確認から始める

犬にダニを見つけたら慌てず状況確認から始める

犬に付いてるダニを見つけたら、まず落ち着いて状況を把握することが重要です。

多くの飼い主さんが初めてダニを発見した時に感じるのは、「すぐに取らなければ危険」という焦りでしょう。しかし、獣医師の指導によると、急いで無理に取ろうとすると、ダニの頭部が皮膚に残ってしまい、炎症や感染症の原因となる可能性が高いとされています。

まずは以下のポイントを確認してください。

  • ダニの大きさ(米粒大に膨らんでいるかどうか)
  • 付着している場所(耳の周り、足の指間、首周りなど)
  • ダニの数(1匹か複数か)
  • 愛犬の様子(かゆがっているか、元気があるか)

ダニは犬の皮膚に強力な口器で食いついており、特に毛の根元や皮膚の柔らかい部分を好みます。小さくて茶色いダニは吸血前の状態で、大きく膨らんで灰色がかったダニは数日間吸血を続けている可能性が高いのです。

この状況判断が、その後の適切な対処につながります。

厚生労働省の発表によると、春から秋にかけての暖かい時期は、ダニの活動が活発になるため、散歩後のチェックは特に重要とされています。草むらや森林を散歩した後は、必ず全身をくまなく確認しましょう。

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ダニを見つけたら実践する安全で確実な除去方法

ダニを見つけたら実践する安全で確実な除去方法

状況を把握できたら、次は実際にダニを除去する手順に進みます。

犬からダニを安全に取り除くには、専用のダニ取り器具を使用することが最も効果的で安全です。動物病院でも推奨される市販のダニ取り器具は、ダニの頭部をしっかりと挟んで除去できるよう設計されています。

専用器具を使った正しい除去手順

  1. 愛犬を落ち着かせ、しっかりと保定する
  2. ダニ取り器具でダニの頭部に近い部分を挟む
  3. 皮膚に対して垂直にゆっくりと引き上げる
  4. ダニが完全に取れたことを確認する
  5. 除去部位を消毒液で清拭する
  6. 取ったダニをティッシュに包んで処分する

家庭にあるもので代用する場合の注意点

専用器具がない場合は、以下のもので代用できます。ただし、より慎重な作業が必要です。

  • 先の細いピンセット(毛抜き用)
  • 使い捨て手袋(直接触れることを避けるため)
  • 消毒用アルコール(除去後の消毒用)
  • ルーペや老眼鏡(小さなダニを確認するため)

重要なのは、ダニの体ではなく頭部付近をしっかりと掴むことです。体を掴んで引っ張ると、頭部が皮膚に残ってしまう危険性が高まります。

絶対に避けるべき危険な方法もあります。

アルコールを直接かけたり、タバコの火を近づけたりする民間療法は、獣医学的に推奨されていません。これらの方法はダニが驚いて体液を逆流させる危険性があり、感染症のリスクを高めてしまいます。

動物病院での処置が必要なケース

以下のような状況では、自分で除去せず獣医師に相談することをおすすめします。

  • ダニが大きく膨らんで長時間付着している場合
  • 複数のダニが広範囲に付着している場合
  • 除去後に炎症や腫れが悪化する場合
  • 愛犬が発熱や食欲不振を示している場合

動物病院では、専門的な器具と技術でダニを安全に除去し、必要に応じてダニ媒介性疾患の検査や予防薬の処方も受けられます。

犬のダニ対策で予防できる重篤な健康被害

犬のダニ対策で予防できる重篤な健康被害

続いて、適切なダニ対策によって愛犬を守ることができる健康リスクについて詳しく見ていきましょう。

適切にダニを取り除くことで、愛犬は深刻な病気から身を守ることができます。

最も重要なのは、命に関わるダニ媒介性疾患の予防効果です。

一般的に、バベシア症は赤血球を破壊する深刻な病気で、貧血や黄疸、最悪の場合は死に至ることもあると言われています。また、ライム病は関節炎や神経症状を引き起こし、治療が遅れると慢性化する可能性があるとされています。

特に注意すべきは、近年報告数が増加しているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。この病気は人にも感染するリスクがあり、致死率も高いことが知られています。

病名 主な症状 重篤度
バベシア症 貧血、黄疸、発熱
ライム病 関節炎、神経症状 中〜高
SFTS 発熱、血小板減少 極めて高

さらに、ダニによる皮膚の炎症やアレルギー反応も防ぐことができます。ダニが長時間付着していると、その部分がかゆくなり、愛犬が掻きむしることで二次感染を起こす場合もあります。

早期発見・早期除去により、飼い主自身も安心して愛犬とのスキンシップを楽しめるようになります。定期的なチェックを習慣化することで、皮膚病や外傷なども早めに気付けるでしょう。

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まとめ:犬のダニ発見時は正しい知識で迅速対応を

犬にダニを見つけたら、慌てずに適切な手順で対処することが愛犬の健康を守る最善の方法です。

専用器具を使った正しい除去方法を覚えることで、安全にダニを取り除き、深刻な感染症を予防できます。無理な除去は禁物で、不安な場合は迷わず動物病院に相談しましょう。

日頃から散歩後の全身チェックを習慣化し、ダニの早期発見に努めることが重要です。特に耳の周り、足の指の間、首周りなど、ダニが付着しやすい部位は重点的に確認してください。

また、定期的な予防薬の投与や、ダニが生息する草むらを避けるなどの予防策も併用することで、より効果的にダニ被害を防げます。獣医師と相談して、愛犬に最適な予防プランを立てることをおすすめします。

愛犬の健康は、日々の小さな観察と適切な対処の積み重ねによって守られるものです。正しい知識を身につけて、大切な家族を守りましょう。

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