チワワが散歩を嫌がるのは、性格や環境が原因であることがほとんどです。
決してわがままや飼い主さんの育て方のせいではありません。
「玄関を出た途端に固まってしまう」
「抱っこをせがんで一歩も歩かない」
そんな姿を見て、「うちの子だけ?」と不安になっていませんか。
実は、嫌がる理由を知り、段階的に慣らしていくことで状況は変わります。
この記事では、チワワが散歩を嫌がる原因・無理のない慣らし方・焦らず進めるコツをお伝えします。
愛犬との散歩が楽しい時間に変わるヒントを、ぜひ最後までご覧ください。
チワワが散歩を嫌がるのはよくあること?まず状況を確認しよう

チワワが散歩を嫌がる姿を見ると、心配になりますよね。
しかし、小型犬にとって外の世界は想像以上に刺激が強いものです。
まずは愛犬がどのように嫌がっているのか、状況を整理してみましょう。
嫌がり方のパターンで原因が変わる
チワワが散歩を嫌がるといっても、その様子は一様ではありません。
嫌がり方を観察することで、原因の見当がつきやすくなります。
| 嫌がり方 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 玄関を出ると固まる | 外の環境への恐怖・緊張 |
| 特定の場所で止まる | 過去の嫌な体験 |
| リードで逃げる | 装着への慣れ不足 |
| すぐ抱っこをせがむ | 地面への不快感 |
このように、嫌がる場面によって対処法も変わります。
「どんなときに」「どのように」嫌がるのかをメモしておくと、次のステップに進みやすくなります。
子犬期・成犬でも起きやすい場面の違い
散歩を嫌がる原因は、年齢によっても傾向が異なります。
【子犬期の場合】
外の世界そのものが未知の体験です。
一般的に、生後3〜12週頃の社会化期に外に触れる機会が少ないと、成長後も外出への不安が残りやすいと言われています。
【成犬で急に嫌がる場合】
以下のような体験が影響している可能性があります。
- 散歩中に大きな音で驚いた
- 他の犬や人に吠えられた
- 暑さ・寒さで体調を崩した
- 転んで痛い思いをした
「いつから嫌がるようになったか」を振り返ることも、原因を探る手がかりになります。
チワワが散歩を嫌がる主な理由

チワワが散歩を嫌がる背景には、いくつかの共通した理由があります。
小さな体だからこそ感じやすい恐怖や不快感を理解することが、改善への第一歩です。
外の音・地面・人への恐怖感
チワワは体が小さいぶん、外の世界がとても大きく感じられます。
私たちには何でもないことでも、チワワには恐怖の対象になることがあります。
【チワワが怖がりやすいもの】
- 車やバイクのエンジン音
- 工事現場の騒音・踏切の警報音
- 見知らぬ人や大きな犬の接近
- 夏のアスファルトの熱さ
- 冬の地面の冷たさ
特にチワワは聴覚が敏感な犬種です。
突然の大きな音にびっくりして固まってしまうケースは珍しくありません。
また、地面に近い位置を歩くため、路面の温度を直接感じやすい点も見落とされがちです。
| 季節 | 注意点 | 対策 |
|---|---|---|
| 夏 | アスファルトが50℃以上に | 早朝・夕方に散歩 |
| 冬 | 冷たさで足が痛む | 犬用靴下・短時間 |
リードやハーネスへの慣れ不足
室内で過ごす時間が長いチワワにとって、リードやハーネスは日常的なものではありません。
突然体に装着されると、違和感から嫌がることがあります。
【慣れ不足のサイン】
- リードを見せただけで逃げる
- ハーネスをつけると動かなくなる
- 装着中に体をくねらせて嫌がる
このような反応がある場合、散歩に出る前の段階でつまずいています。
まずは家の中でリードやハーネスに触れさせ、「つけても怖いことは起きない」と学んでもらうところから始めましょう。
【家での慣らし方】
- リードを床に置いて自由に嗅がせる
- 触れたらおやつで褒める
- 短時間だけ装着して外す
- 装着したまま室内を歩く
この段階を1〜2週間かけて進めるだけでも、散歩への抵抗感が和らぐことがあります。
過去の散歩中の嫌な体験が影響しているケース
以前は普通に散歩できていたのに、急に嫌がるようになった。
そんな場合は、過去の体験が影響している可能性があります。
犬は一度怖い思いをすると、その場所や状況を長く記憶する傾向があります。
【トラウマになりやすい体験】
- 他の犬に吠えられた・追いかけられた
- 花火や雷の音で驚いた
- 転んだり足を滑らせたりした
- 知らない人に急に触られた
飼い主さんが気づいていない小さな出来事でも、チワワにとっては大きなトラウマになっていることがあります。
「あのときから様子が変わった」と思い当たる節があれば、その体験を上書きするように良い記憶を積み重ねていくことが大切です。
無理なく散歩に慣れさせるための進め方

原因がわかったら、次は具体的な慣らし方に進みましょう。
大切なのは、焦らず愛犬のペースに合わせることです。
玄関先・近所からはじめる段階的な慣らし方
いきなり長い距離を歩かせようとすると、恐怖心はさらに強まります。
まずは玄関先に出るだけ、という小さなステップから始めてみてください。
【スモールステップの進め方】
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 1 | 玄関のドアを開けて外の空気に触れる | 2〜3日 |
| 2 | 玄関先で数分過ごして戻る | 3〜5日 |
| 3 | 家の前を数メートルだけ歩く | 1週間 |
| 4 | 少しずつ距離を伸ばす | 様子を見ながら |
一般的に、犬のしつけでは小さな成功体験を積み重ねることが効果的とされています。
「ここまでできた」という達成感を愛犬と一緒に味わいながら、ゆっくり進めていきましょう。
好きなおやつを使って「外=いいこと」と結びつける
チワワが「外に出ると楽しいことがある」と感じられるようになると、散歩への抵抗感は少しずつ薄れていきます。
【おやつを使った慣らし方】
- 玄関先に出られたらおやつ
- 数歩歩けたらおやつ
- 外で落ち着いていられたらおやつ
- 家に帰ってきたら最後のおやつ
これを繰り返すことで、「外に出る=いいことが起きる」という結びつきが生まれます。
【おやつ選びのポイント】
- 普段よりも特別感のあるもの
- 小さくちぎれるもの(与えすぎ防止)
- 香りが強めで犬の興味を引くもの
散歩のときだけもらえる特別なご褒美があると、愛犬のモチベーションも上がりやすくなります。
嫌がったら引き返すことをためらわなくていい理由
散歩中にチワワが立ち止まったり、帰りたがる素振りを見せたりしたとき。
「もう少し頑張らせたほうがいいのでは」と思うかもしれません。
しかし、嫌がっているときに無理をさせると、散歩への恐怖心がさらに強くなってしまうことがあります。
【引き返してOKな理由】
- 「嫌だと伝えたら無理強いされなかった」という安心感が生まれる
- 飼い主さんへの信頼につながる
- 次回「もう少し頑張ってみよう」という気持ちになりやすい
散歩の距離や時間は、愛犬の様子を見ながら日によって調整してください。
「今日は調子が良さそうだから少し遠くまで」
「今日は怖がっているから短めに」
この柔軟な対応が、結果的にチワワの散歩嫌いの改善につながっていきます。
まとめ:チワワの散歩嫌いは焦らず段階を踏めば改善できる

チワワが散歩を嫌がる原因は、外の環境への恐怖心、リードやハーネスへの慣れ不足、過去の嫌な体験など様々です。
【この記事のポイント】
- 嫌がり方のパターンから原因を見極める
- 玄関先から始める段階的なアプローチ
- おやつで「外=いいこと」と結びつける
- 嫌がったら無理せず引き返す
大切なのは、原因を見極めたうえで、愛犬のペースに合わせて少しずつ慣らしていくことです。
焦る必要はありません。
愛犬との信頼関係を大切にしながら、ゆっくり進めていってください。
小さな一歩の積み重ねが、いつか楽しい散歩の時間につながります。

