「うちの子に芸を教えたいけど、難しそうで自信がない…」
そんなふうに諦めてしまっていませんか?
実は、犬の習性をうまく利用すれば、誰でも簡単に教えられる芸はたくさんあります。
特別な才能や、長い訓練時間は必要ありません。
この記事では、初心者におすすめの「覚えやすい犬の芸10選」と、失敗しない教え方のコツを紹介します。
今日からさっそく始めて、愛犬との楽しい時間を増やしましょう。
犬に芸を教えるメリットとは?

芸を教えることは、単にかわいい仕草を見るためだけではありません。
愛犬の心と体の健康に、とても良い影響を与えます。
まずは、代表的な2つのメリットを知っておきましょう。
コミュニケーションが深まる
芸の練習は、飼い主と愛犬が向き合う大切な時間です。
「指示を聞く」「褒められる」というやり取りが、強い信頼関係を育てます。
犬は飼い主への注目度を高め、普段のしつけも入りやすくなるでしょう。
楽しみながら行うことで、お互いのことがもっと好きになります。
犬のストレス解消になる
犬にとって「頭を使う」ことは、散歩と同じくらい良い刺激になります。
新しいことを覚える過程は、脳を活性化させ心地よい疲労感を与えます。
特に雨の日で散歩に行けない時など、室内での退屈しのぎに最適です。
エネルギーを発散させることで、イタズラなどの問題行動も減るでしょう。
犬の芸で簡単で覚えやすい10選

ここからは、初心者でも教えやすく、犬も理解しやすい芸を10個紹介します。
難易度が低く、日常でも役立つものばかりです。
愛犬の得意そうなものから、気楽にチャレンジしてみてください。
①お手・おかわり
犬芸の代名詞とも言える、基本の動作です。
犬は前足を使うのが得意なので、最初に教えるのに向いています。
おやつを握った手を鼻先に近づけ、前足でチョンと触れてきたら褒めます。
まずは片手(お手)を完璧にし、慣れたら反対の手(おかわり)へ進みましょう。
②おすわり
興奮を落ち着かせる効果もあり、しつけの基礎となる重要スキルです。
おやつを鼻先に見せ、そのまま頭の後ろへゆっくり動かしてみましょう。
目線につられて、自然とお尻が床につくはずです。
腰が落ちた瞬間に「おすわり」と声をかけ、ご褒美をあげてください。
③伏せ
「おすわり」ができるようになったら、次は「伏せ」に挑戦です。
おすわりの状態から、おやつを持った手を地面に向かって下げます。
犬がそれを追って目線を下げ、肘が床についたら成功です。
ドッグカフェや病院の待合室など、落ち着かせたい場面で重宝します。
④タッチ(ハイタッチ)
飼い主の手のひらに、犬が鼻や前足をタッチする芸です。
手のひらを目の前に出し、犬が興味を持って触れた瞬間に褒めます。
動きがシンプルなので、犬にとっても分かりやすいのが特徴です。
見た目もかわいく、来客との挨拶代わりにも使えて盛り上がります。
⑤ターン(回転)
その場でくるりと一回転する、ダンスのような芸です。
おやつで犬の鼻先を誘導し、自分の周りを回るように円を描きます。
体全体を使って動くので、ちょっとした運動不足解消にもなります。
スムーズに回れるようになったら、指の合図だけで回れるよう練習しましょう。
⑥バーン(倒れる)
指を鉄砲に見立てて「バーン」と言うと、コロンと横に倒れる芸です。
「伏せ」の状態からおやつで誘導し、ゴロンと横になるように導きます。
お腹を見せるポーズは、飼い主への信頼の証でもあります。
一発芸としてのインパクトが強く、披露すると歓声が上がる芸です。
⑦ちょうだい
口にくわえた物を、合図で離させる実用的な芸です。
おもちゃで遊んでいる時に、より魅力的なおやつを見せて交換します。
口からおもちゃを離したら「ちょうだい」と言い、おやつを与えましょう。
誤飲事故を防ぐためにも、ぜひマスターしておきたいスキルです。
⑧くぐる
飼い主の足の間を、トンネルのようにくぐり抜けます。
足を広げて立ち、足の後ろからおやつで誘導して顔を出させます。
怖がりな犬の場合は、無理せず少しずつ慣らしていきましょう。
雨の日の室内遊びとしても優秀で、犬との一体感を楽しめます。
⑨お辞儀
お尻を上げたまま、頭だけを下げるポーズです。
立った状態の犬に対し、前足の間の低い位置へおやつを持っていきます。
前足が折れて頭が下がり、お尻が高く上がった姿勢をキープさせます。
犬同士の「遊ぼうよ!」のポーズでもあり、とても愛らしい仕草です。
⑩持ってこい
投げたボールなどを取りに行き、飼い主の手元まで持ち帰ります。
犬が好きなものを投げ、取ったら優しく呼び戻して褒めます。
戻ってきたらおやつと交換することで、「渡すと良いことがある」と教えます。
狩猟本能を満たすことができ、運動量もしっかり確保できます。
犬に簡単な芸を覚えやすくするコツ

犬は楽しければ楽しいほど、驚くべきスピードで学習します。
教える際は、以下の2つのポイントを必ず意識してください。
これだけで、愛犬の「やる気」と「理解度」が大きく変わります。
短時間で繰り返し練習する
犬が高い集中力を保てるのは、ほんの数分です。
1回の練習は5分~10分程度で切り上げ、それを毎日続けましょう。
長時間の練習は犬を飽きさせ、逆効果になりかねません。
「もっとやりたい!」と思わせるくらいで終わるのがベストです。
成功したらすぐ褒める
犬は「直前の行動」と「結果(ご褒美)」をセットで覚えます。
成功した瞬間、0.5秒~1秒以内に褒めるのが理想です。
タイミングが遅れると、何に対して褒められたのか伝わりません。
高い声で「よし!」「いいこ!」と、大げさに喜びを表現しましょう。
芸を教える時のNG行動

よかれと思ってやっていることが、実は学習の邪魔をしているかもしれません。
特に絶対に避けたいのが、失敗した時に叱ることです。
芸の練習中に怒られると、犬は萎縮してチャレンジしなくなります。
「練習=楽しい遊び」というポジティブなイメージを守りましょう。
- 無理やり体を押さえつけて形を作らせる
- 何度もしつこく同じことを強要する
- 家族で指示の言葉(コマンド)がバラバラ
うまくいかない時は、犬のせいではなく「教え方」を見直すチャンスです。
一度簡単なレベルに戻り、成功体験を積ませて自信を取り戻させましょう。
まとめ:犬の芸は簡単で覚えやすいものから始めよう

犬に芸を教えることは、毎日の生活に笑顔と充実感をもたらします。
まずは「お手」や「タッチ」など、簡単で覚えやすいものから始めてみてください。
成功の秘訣は、以下の3つを心がけることです。
- 短時間で集中して行う
- 成功したら瞬時に褒める
- 絶対に叱らず、遊び感覚で楽しむ
もし「なかなか覚えてくれない」「正しいやり方がわからない」と悩んだら、プロの教材を頼るのも賢い選択です。
動画でトレーナーの動きを真似するだけで、驚くほどスムーズに覚えることもあります。
焦らず楽しみながら、愛犬との絆を深めていってくださいね。

