「何度言っても座ってくれない…」
愛犬におすわりを教えたいけれど、うまくいかずに悩んでいませんか?
しつけ本通りにやっているつもりでも、愛犬がキョトンとしていると不安になりますよね。
実は、犬が自然と座りたくなる「魔法の誘導ルート」があるんです。
この記事では、初心者でも失敗しない「犬のおすわりの教え方」を分かりやすく解説します。
コツさえ掴めば、愛犬とのコミュニケーションがもっと楽しくなりますよ。
犬のおすわりの教え方・基本の流れ

おすわりは、全てのしつけの基礎となる動作です。
無理に座らせるのではなく、「座ると良いことがある!」と犬自身に気づかせることが大切。
まずは、プロも実践する基本の誘導テクニック(ルアーリング)から始めましょう。
手順はとてもシンプルです。
おやつを使った誘導法
最初は、犬の嗅覚と食欲を利用して動きをコントロールします。
まず、愛犬の鼻先におやつを近づけ、しっかりと注目させましょう。
磁石のように鼻がくっついたら、そのままゆっくりおやつを頭の後ろ側へ動かします。
犬は目線でおやつを追うため、自然と顔が上を向きますよね?
すると、重心が後ろに移動し、バランスを取ろうとして勝手にお尻が床に落ちるんです。
- おやつを鼻先に「磁石」のように近づける
- ゆっくりと頭上・背中側へスライドさせる
- お尻が床についたら「よし!」と褒める
ポイントは「ゆっくり」動かすこと。
早すぎると、犬が飛びついたり回転したりしてしまいます。
「おすわり」の声かけタイミング
動作と言葉をセットにするには、タイミングが命です。
最初から「おすわり、おすわり」と連呼しても、犬には雑音にしか聞こえません。
誘導でお尻が床につきそうになった瞬間、またはついた瞬間に「おすわり」と声をかけます。
これを繰り返すことで、犬の頭の中で点と線がつながります。
「お尻をつける」+「おすわりの声」=「ご褒美」
この方程式をインプットさせましょう。
犬のおすわりの教え方で押さえるべき3つのコツ

がむしゃらに練習しても、犬は疲れてしまうだけです。
効率よく覚えさせるには、犬の心理に合わせた「賢い進め方」があります。
ここでは、初心者が意識するだけで成功率がグンと上がる3つのコツを紹介します。
①短時間で繰り返し練習する
犬の集中力は、私たちが思う以上に短いです。
特に子犬なら、真剣に集中できるのはほんの数分だけ。
10分も20分も続けると、飽きてしまいトレーニングが嫌いになってしまいます。
1回の練習は「3分~5分」で十分です。
| 練習パターン | 効果 | 犬の反応 |
|---|---|---|
| 1回3分×1日3回 | 高い | 集中して楽しむ |
| 1回15分×1日1回 | 低い | 途中で飽きて遊ぶ |
「もっとやりたい!」と犬が思っているうちに切り上げるのが、明日につなげる秘訣です。
CMの間や、お湯が沸くまでの時間など、隙間時間を活用しましょう。
②成功したらすぐ褒める
犬にとっての正解は「褒められた瞬間の行動」です。
お尻が床についた0.5秒以内に褒めるのが理想。
「よし!」と声をかけ、すぐにおやつを口に入れてあげてください。
もたもたして犬が立ち上がってから褒めると、「立ち上がったこと」を褒められたと勘違いします。
まるでクイズ番組の早押しボタンのように、即座に反応してあげましょう。
③静かな環境で始める
最初のうちは、テレビを消し、静かな部屋でマンツーマンになりましょう。
子供が走り回っていたり、他の犬がいたりすると、気になって集中できません。
「教室」となる環境を整えてあげるのも、飼い主の大切な役割です。
まずは刺激の少ない場所で成功体験を積み、自信をつけさせてあげてください。
犬のおすわりの教え方でよくある失敗

一生懸命になるあまり、逆効果な教え方をしてしまうことがあります。
間違った方法は、おすわりを覚えないどころか、飼い主への不信感につながることも。
以下の2点は、絶対に避けるべきNG行動です。
お尻を無理やり押さえつける
「ほら、座って!」と手でぐいぐいお尻を押していませんか?
これは絶対にNGです。
犬は上から押さえつけられることに恐怖やストレスを感じます。
反発して踏ん張ったり、手を嫌がって噛みついたりする原因になりかねません。
大切なのは、犬が「自分から」座るように仕向けること。
力技ではなく、知恵を使って誘導しましょう。
できないと叱ってしまう
何度やってもできないと、ついイライラしてしまいますよね。
でも、そこで「ダメでしょ!」と怒鳴るのは逆効果です。
犬は「おすわり練習=怒られる怖い時間」と記憶してしまいます。
そうなると、飼い主が呼んでも近寄らなくなってしまうかもしれません。
しつけは楽しいゲームのようなものと考えてください。
うまくいかない時は一度リセットし、簡単なことで褒めてから終わりにしましょう。
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おすわりを覚えた後のステップアップ

室内でおすわりができるようになったら、次は実践編です。
「おやつがないとやらない」「外だと聞こえないふりをする」では困りますよね。
どんな状況でも指示に従えるよう、レベルを上げていきましょう。
おやつなしでもできるようにする
おやつはあくまで「初期の補助輪」です。
徐々におやつを見せずに、手の動き(ハンドサイン)だけで指示を出してみましょう。
そして、ご褒美の頻度をランダムに減らしていきます。
2回に1回、3回に1回…と、「いつ貰えるか分からない状態」にすることで、逆に期待感が高まり行動が強化されます。
もちろん、おやつがない時も「いいこ!」と全力で褒め、たくさん撫でてあげてください。
様々な場所で練習する
「家では完璧なのに、散歩中は全然ダメ」というのはよくある悩みです。
外には匂いや音など、犬にとって魅力的な誘惑がたくさんあるからです。
場所を変えて練習し、「どこでもおすわり」を目指しましょう(これを般化と言います)。
- まずは玄関や庭先からスタート
- 人の少ない公園の隅で練習
- 少し賑やかな道端でチャレンジ
段階を踏むことで、外でも飼い主の声に注目できるようになります。
信号待ちでの飛び出し防止など、愛犬の命を守るためにも必須のスキルです。
まとめ:犬のおすわりの教え方はコツを押さえれば必ず成功する

犬のおすわりは、正しい手順と飼い主の笑顔があれば必ず習得できます。
最後に、成功のポイントをおさらいしましょう。
- おやつで鼻先を誘導し、自然な着席を促す
- お尻がついた「瞬間」を見逃さずに褒める
- 1回3分の短時間集中型で毎日楽しむ
- 絶対に無理強いや叱責はしない
焦らず、愛犬とのコミュニケーションを楽しみながら進めてください。
もし、「どうしても噛みついてくる」「言うことを全く聞かない」といった深い悩みがあるなら、自己流の限界かもしれません。
間違った対応を続ける前に、プロの正しいメソッドを頼るのも賢い選択です。
愛犬との信頼関係が深まれば、毎日の生活はもっと穏やかで幸せなものになりますよ。

